タグ: 戸建てのITインフラ環境整備について

  • 長いUTPケーブルは敷設しないほうが良かった件について

    戸建てだからといって、LAN配線の工事はしていないし、する気もなかったから己でモールを敷いた。もちろん外から中へ、ファイバを引き込める口に制限はあって、引き込める場所はコンセントに穴がついている場所。

    この電話回線の上の穴は何かわかる方教えてください。 – 空配線では?光回… – Yahoo!知恵袋

    家の間取りと敷設済みの完成系はこんな感じ。

    やり方は簡単、モノタロウで部材を購入して気合で敷設していく

    まあうまくなったもんですよ、なんせ最初メタル線で引いたけど諸々の問題で光ファイバーに敷設しなおしたり、無線ルータのいち換えたり何度やり直したから。

    注意点1
    長いメタル線は採用しないこと。

    今回、ドアの下くぐらせるしCat6Aの30メートルのフラットとケーブルを使った。

    こういうやつ。amazonから、画像はエレコムのやつ。

    結果、10Gでリンクアップしなかった・・・。なぜか5G判定になったり動き怪しかった。予備線として2本引いていたけど、それでもだめ、別の短いケーブルだとOKだったから、つまり仕様。そもそも、RJ45のSFP同士を両端にしたんだけど、爆熱すぎて火傷しかけるわ、ケーブルは溶けかけるわ、あげくスイッチが熱暴走して安定しなかった。

    注意点2
    ONUは大胆に配置換えして良い

    ONUから出てるRJ45のメタル線を延長するんじゃなくて、くそ長いSC-SC単芯のSMFをオーダーメイドしてでも買うこと。

    自分の場合、サーバー室と引き込み部屋が違ったので、当初ONUをUTPで延長していた。こんな感じ。

    光ローゼットとONU間は15cmくらいのSC-SCのSMFで結ばれて工事されていた

    ONUとサーバー置く場所が同じだったらこれでいいんだけど、30メートルのUTPで延長するのは間違っていた。だからこうしたほうがいい。

    こちらが正解

    光ファイバーはFScomが安い。ラインナップになくても、好みの長さ、形状、LC.SC等をオーダーで作れるししかも安い。

    FS JAPAN株式会社 – HPC、データセンター、エンタープライズ、テレコム

    FiberJPとかいう謎の中華業者があるがこちらはオーダーメイドできない。SRのLC-LCを買った。

    FiberJP 光ファイバーネットワークストア エンタープライズ&ISPネットワークソリューションプロバイダー

    注意点3
    モールの容量に注意しておく

    0号にはフラットケーブルと2本、ファイバーなら4本が限度っぽい

    1号で電源ケーブルが一本。フラットが1本が限度。

    予備線考えても0号で十分だったけど、電源取るなら1号以上じゃないと話にならないかもね

    使った部材👇

    壁面用配線モール/ニュー・エフモール – マサル工業株式会社 Web コミュニケーションサイト

    とにかく、RJ45のSFPと長いUTPはやめておいたほうがいい。Cat6Aだから10Gいける決まってる、なんて考えないほうが良い。カタログ通り、規格通りのスペックがいつも出るなんて限らないってことを思い出したほうがいいってこと。ケーブルの太さに、ノイズ対策に、余裕あるに越したことないし、部材は適材適所なんだなって。当然だけどさ。

  • 10GのWAN回線について

    10G回線でも、ちょっと手の込んだことやりたい人間はプロバイダ選びたいだろうし、仕様に関する情報がたくさんあるから基本NTT東西のひかりクロスを選ぶと思って、光クロスを選んだ。今回はキャッシュバックの良かったGMOにした。結果的に、これがちょっと苦労した原因でもあるけど、transix(DS-Lite)であれ、クロスパスであれ、10G回線は使えるポートに制限があったりして、どこも同じようなもんという理解。

    詳しくはこういうサイト見ればいいと思う。👇

    【2024 年版】日本のインターネット接続環境の分類|Computer Language Lab

    ざっくり、transixはソフトバンク系、クロスパスはアルテリア系、光クロスはNTT系みたいな感じ。

    今回自分が契約した光クロスはIPoE(MAP-E)方式にでセッションはONUごとに1つだけ、つまりCAF番号1つにつき、1つのセッションになる。ONUを繋いだ時点でCAF番号から識別されて、IPv6のアドレッシングがされるってわけ。わかりやすい。

    セッションが1つしか張れないから、自分みたいにインターネット公開用の自鯖WANと、普段使いのWANを分けてる人間には向いてなかった。2セッション引きたいなら、2回線引けということ。まあでもその方がシンプルだよな実際。

    外部公開用のWANに10G回線を引くのはおすすめされない理由はまだある。

    MAP-E方式はIPv4のグローバルIPが複数人で共有されていて、各々の家にはいくつかのポート番号を割り当てるという方法でネットに繋いでいる。だから、特定の人だけにwwwのポートを外部に公開することは、できない。プロキシ使ったら行けるみたいな話もあるけど、だるそう。このサイトみたいに簡単にはいかない、だるい。

    それでも、10G回線でWEB公開したい場合は固定IPをオプションで契約しすればいいけど、10Gの固定IPは、高い。1万円以上とかする。だるい。

    で自分がとった解決方法は「フレッツ光ネクスト1Gをサーバー用に引くでした。富豪ですね。でも10Gの固定IPを契約するより安いんだぜ?おかしいよな。

  • 戸建てのITインフラ整備についての記録

    2階建ての新築戸建て(建売り)を購入した。30坪くらいの、2025年では標準的な設備と間取りで、LAN配線設備とかPDF盤とか200Vみたいな、いわゆる「逸般の誤家庭」にあるような最強のオレオレ環境は無い。かといって、ITインフラの端っこでご飯食べさせてもらっている以上、自己満足を満たす為には、無駄な贅沢設備は必要。ただオーバースペックなもの買いそろえても無用の長物で使いこなせないし。まあそれなりコスパ重視しつつもこだわって、あれやこれやここまで3か月以上もかかったのがやっと落ち着いて、少しずつ目次から書いていこうかなって。